<世界バレー2010女子:オランダ3−0キューバ>◇11-12位決定戦◇14日◇東京体育館

 第1、2セットは1点を争う白熱の攻防となった。オランダはエースのフリールにややミスが多く、チャンスをものにできない場面があった。代わりに活躍したのはフロットヒュース。うまくブロックアウトを取って得点を重ね、チーム最多得点を挙げた。

 第3セットはオランダがサーブでプレッシャーをかけ、ブロックを連発し大差でゲームセット。

 前回大会の8位に及ばない11位に終わり、フリールは、「私達はアップダウンがありすぎた。今後は安定感を出していくことが課題」と話した。

 一方アビタル・セリンジャー監督は、「最後にブロックとサーブが機能して勝つことができてよかった。今大会の11試合、辛いことも多かったが、選手たちはいつも一丸となって全力で戦ってくれた。それは容易なことではない。今日の勝利はそのご褒美だと思う」と感慨深げに語った。