横浜アリーナで行われている卓球の世界選手権の組織委員会は1日、横浜市内で新型インフルエンザ感染の疑い例が見つかったことを受け、選手や関係者が使用する会場の出入り口に、体温を測定するサーモグラフィー1台を2日から設置すると発表した。

 選手の入場が多い午前7時半から10時の間に、横浜市の職員2人がモニターを監視する。体温が高い選手がいた場合は、会場に常駐する医師に連絡する態勢を取る。観客出入り口には設置しないが、トイレに手洗い用の消毒液を準備した。

 横浜アリーナを訪れた観客にはマスクをする人の姿も多く見られ、50代の主婦は「会場は人込みだと思ったので、マスクを購入してきました」と話した。大会には146の国・地域から選手、役員ら約1500人が参加している。