白鴎大足利の「背番号10」仁見(ひとみ)颯人投手(3年)が作新学院を4安打完封し初優勝した。

 176センチ、90キロに迫るパワー型右腕が、直球、変化球ともに低めに丁寧に集め昨夏甲子園優勝校を封じた。仁見は「優勝できてうれしいし、作新学院に勝てたことは自信になった」と破顔一笑。打線はプロ注目左腕の北浦竜次投手(3年)の2ランを含む12安打を浴びせた。

 藤田慎二監督は「仁見がよく投げてくれた。今大会で1番いいピッチングをしてくれました」とほめた。同校は既に20日から始まる関東大会(茨城)への出場を決めており、21日の1回戦で茨城2位と対戦する。