<高校野球神奈川大会:横浜7-0東海大相模>◇28日◇準決勝◇横浜スタジアム

 東海大相模のスーパー1年生、吉田凌投手が大物の片りんを見せた。先発を言い渡されたのは試合直前。その時だけは緊張したが、マウンドに登ると横浜打線を相手に1歩も引かない。自己最速を3キロ更新する149キロの速球を中心に、切れのいいスラーダーで5回まで無失点の好投を演じた。

 しかし疲れも出てきた6回、押し出しを含む3四球で崩れた。伊藤には満塁走者一掃の二塁打を浴びて、4点を失った。「最少失点に抑えたかったんですが。課題は後半です。3順目につかまってしまう。的を絞らせない投手になりたい」と、成長を期した。