第83回選抜高校野球大会(3月23日~12日間、甲子園)の出場校を決める選考委員会が28日、大阪市内で行われる。昨秋の九州大会準優勝の九州国際大付(福岡)は、1年夏の甲子園を経験した三好匠投手と高城俊人捕手(ともに2年)のバッテリーが、甲子園再登場を心待ち。ナインは29年ぶりの春切符を待つ。
甲子園のマウンドが近づいてきた。「1年生の夏に甲子園に出たとき、あのマウンドに立ちたいと思いました」。エース三好は2年前の夏を思い起こす。1年夏の甲子園は外野手で出場。外野からあこがれのマウンドに立つことを誓った。
九州大会では決勝で鹿児島実(鹿児島)に敗れて準V。優勝を目標に掲げていただけに、悔しさが残った。「九州大会の悔しさをバネに、冬は全員で頑張ろうと言いました」。主将としてチームを引っ張る高城は言う。毎日腹筋と背筋を1000回、腕立て伏せを500回、さらにインターバル走など厳しい冬のトレーニングをこなし、三好は体重が秋から5キロ増えた。まだ本格的な投球は始めていないが、「立ち投げでも球が伸びてくるのがわかります」と球を受ける高城はエースの成長を感じている。
「あの2人は1年のときに甲子園を経験しているからね」。東北の監督時代から通算6度目の春を迎える若生正広監督(60)も、バッテリーへの信頼は絶大。2人は目標を聞かれると「頂点です」ときっぱり言った。九州代表は現在、センバツ3連覇中。それに続くために、九州国際大付ナインが今日、甲子園へのスタートを切る。【前田泰子】


