日本野球機構(NPB)は26日、15年に若手選手らに行ったセカンドキャリアについてのアンケート結果を発表し、引退後の希望進路(「やってみたい」と「興味がある」の合計%、複数回答可)で、昨年7位だった「一般企業の会社員」が63%で3位に入った。

 1位は「資格回復し高校野球の指導者」で、2位は「大学社会人の野球指導者」。野球の指導者に続く3位に入ったのは、昨年までにはない傾向だった。

 NPB・手塚康二キャリアサポート担当は「びっくりしています。安定志向が見られてきている。セカンドキャリア担当としては、プロ野球が終わったら、しがみつかずに、表に出なさいと言い続けてきた。昨年のアンケート結果は楽しみです」と話した。

 ただ「一般企業の会社員」の内訳は、「やってみたい」が6%で、「興味がある」が57%。手塚キャリアサポート担当は「『興味がある』をどう『やってみたい』につなげていくかが大事になる」と言った。

 アンケートは昨秋の「みやざきフェニックス・リーグ2015」で行い、238人が回答。平均年齢は23・7歳だった。

 4位は「スカウト、スコアラー等」で59%

 5位は「プロ野球監督、コーチ」、「アカデミー等の子供の指導」で、ともに58%