ゴールデンルーキーを“シカト”? する。今日29日の阪神戦に先発するヤクルトの館山昌平投手(35)が、報道陣から好調な1、2番(高山、横田)の印象を聞かれても「データはいただいていますが、映像は見てないので分かりません。ミーティングもしていませんし。正直な話、何投げ、何打ちなのかも知りませんね」。開幕から3試合連続安打をマークする高山について無関心を装った。

 開幕3連敗を喫したチームにとっては、無視できない存在。高津投手コーチは、「1番打者だが、長打力もある。ランナーがたまって彼に回っても怖い。大胆に勝負してもいい場面もあるが、偏った配球はできない」と攻略のポイントを挙げた。

 真中監督にとっても、忘れたくても忘れられない存在だ。昨年のドラフト会議で、高山を1位指名したが外れくじにもかかわらず、当たりと勘違いしてガッツポーズを決めるハプニングがあった。17日のオープン戦で対戦した際には「公式戦が始まるまではエールを送るけど、開幕したら敵なので」と意識する。

 そんな因縁も、館山にとっては関係のないこと。「当日に担当のスコアラーさんの話を聞いて、自分の球と何が合うのか考えていきたい」と冷静だった。初勝利のかかる試合だが、「1日で3連勝することはできない」と目の前の一戦だけに集中する。本拠地・神宮での開幕戦。波に乗る高山を抑え、チームにも今季初の“ガッツポーズ”をもたらす。【栗田尚樹】