日本ハム大谷翔平投手(21)が自己最速タイとなる162キロをマークしたが、7回にKOされた。

 2-2で迎えた7回は先頭の栗山に四球。メヒアは遊撃へゴロを打たせたが中島が失策。無死一、二塁となり、3打席連続三振を奪っていた中村にバックスクリーン左へ6号3ランを浴びた。6回0/3を7安打5失点(自責4)で降板。今季最多の11奪三振も、5四球と制球も定まらず、2勝目を逃した。「ホームランもそうですけど、フォアボールも多かったですし、テンポがよくなかったと思います。先制点を守りきれず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と反省した。

 162キロは1点リードの5回無死一、二塁の場面でマークした。西武メヒアへの3球目に記録し、見逃しでストライクを奪った。カウント1-2と追い込んだが、4球目の161キロ直球をとらえられ、右翼フェンス直撃の同点適時二塁打を浴びた。無死二、三塁とピンチは続いたが、中村を160キロ直球で空振り三振。浅村は144キロのフォークで見逃し三振。鬼先は157キロ直球で空振り三振で、勝ち越し点は防いだ。この回は浅村に対しても162キロを記録した。今季は4月1日ソフトバンク戦(静岡)でも、ネット裏の球団のスピードガンで162キロを記録している。

 序盤3回まではピンチを背負いながらも無失点。1回と3回に中田の適時打で2点の援護を受けたが、4回には岡田に中前適時打を浴び、5回にも失点してリードを吐き出し、7回は沈黙させていた相手主砲に屈した。