金本阪神が鮮やかな逆転勝ちで、約2カ月ぶりの2カード連続勝ち越しを決めた。

 6回までは今季先発3戦3敗の天敵ジョーダンに苦戦したが、7回に代打狩野の左翼線への2点適時二塁打で逆転、8回には4点を追加した。

 金本知憲監督(48)は「7回、8回、終盤に逆転という試合がちょっと増えてきたのでね。勝ち方としては、ちょっとハラハラしますけど、非常に価値のある勝利だと思います」と振り返った。

 直前のヤクルト3連戦に続いて勝ち越し。2カード連続勝ち越しは5月下旬から6月初旬以来だ。8月1日から甲子園を明け渡す長期ロードに出る。指揮官は「いつかいい流れが来ると信じていましたけど、このいい波を自分たちでつかんだままにしておかないとね。もう一切、気を抜いたりしないようにしないと。打線も勢いに乗っていくだけで、あとは6連戦が続くので、体調管理ですね」と気を引き締めた。