ロッテが伊東勤監督(54)に来季続投を要請することが3日、確実となった。この日の西武戦に勝ち、4位楽天とのゲーム差は9に広がった。監督人事は、重光オーナー代行の専権事項だが、球団幹部はかねて「Aクラスなら続投」と見通しを示してきた。残り試合数からいっても、今季Aクラスの可能性が極めて高くなった。その事実を受け、近く重光オーナー代行が続投の了承を下すものとみられる。

 伊東監督は就任4年目。3年契約を終え、今季は1年契約を結んでいた。昨季の3位に続き2年連続Aクラスとなれば、球団では85年以来31年ぶりとなる。結果を出していることに加え、田村、中村、平沢ら若手を積極的に起用し、着実に成長させている。先を見据えたチーム作りにも取り組んでおり、球団としても手腕を高く評価している。