ソフトバンクにまた不安材料が浮上した。リードオフマンを務める中村晃が6回の走塁で右太もも裏に違和感を覚えた。「ランナーの時に、ピリッときた」。その後、左翼の守備に就いたが、首脳陣からストップがかかった。8回の打席に代打を送られ途中交代。「2日あるので(次戦は)いけると思う。しっかりとケアしたい」。軽症を強調したが、楽観視できない状況だ。
チームは野戦病院の様相を呈した。4番内川は腰痛と首も痛めている。柳田は右手骨折。さらに細川が右太もも裏を痛めた。工藤監督は「選手はギリギリの中でやっている。トレーナーに協力してもらいながら、やってもらうしかない。体のケアをしてもらう他にない」と厳しい表情だった。
5戦連続で2ケタ安打を記録した打線も、この日は小休止。初回の4失点が重くのしかかり、楽天辛島の緩急自在の投球に打ちあぐねた。工藤監督も「バッターも焦ったのではないが、うまくかわされたというのはある」。日本ハムが引き分けて、2位とは1ゲーム差。9度目の挑戦で点灯させた優勝マジックも消滅。緊迫したペナントレースを戦うナインに、故障禍が影を落とす。【田口真一郎】



