ヤング・オリックスが首位ソフトバンクに敗れ、福良監督が異例のゲキを飛ばした。スタメン野手6人がプロ3年目以内という若手オーダーもミス続出で完敗。終了直後のブルペンに、スタメン野手と登板投手が集められた。監督は約5分間にわたって円陣の中心でメッセージを伝えた。

 「これからとか、来年のこととか。1つ1つが勉強やけど…。必死さが伝わってこないからね」。これから屋台骨となるべき選手たちに、成長してもらいたい思いを熱く届けた。

 1回、プロ初出場した高卒2年目の宗が適時失策となる悪送球。5回はルーキー大城が内川のライナーを後逸して追加点を与えた。相手を上回る10安打を放ちながら、投打とものみ込まれたような印象だ。打席でも3三振の宗は言った。「最初からいろいろあった。いい勉強になった。これを生かさないと」。最下位といえど、オリックスに消化試合はない。