新球場は「MAZDA

 Zoom-Zoom

 スタジアム広島」に-。来春から広島の本拠地となる新広島市民球場の命名権の取得企業について、市の選考委員会が5日、自動車メーカーのマツダが当選したと秋葉忠利市長に報告した。市は近く、正式な売却先として決定する。

 選考委の古川隆委員長は、マツダが提案した「風力発電などを購入し、環境に配慮したエコ球場化推進」といった社会貢献活動の内容を説明。報告書を受け取った秋葉市長は「市民やカープファンの熱い思いを生かしていけるよう、われわれも努力したい」と述べた。

 契約希望金額は来年4月から5年間で15億円。将来の大規模修繕費の財源確保が目的で、地元有力企業への公募で手を挙げた2社について、社会貢献への取り組みなど「企業の適格性」「名称のふさわしさ」「契約金額」の各項目を点数化、いずれも高い評価のマツダを全員一致で選んだ。