日大国際関係が、3季連続31度目の優勝に望みをつないだ。同率首位で迎えた静岡産大との直接対決2連戦。前日9日の第1戦を落として迎えた第2戦で16安打と打線が奮起し、10-5で勝利をつかんだ。リーグ最終戦を終えて12勝2敗で並んだ両チームは、13日にしずてつスタジム草薙で優勝決定プレーオフ(PO)を戦う。
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落とせば終戦となる一戦。第1戦で1失点完投を許した日大国際関係打線が、快音を連発した。静岡産大の投手4人に16安打を浴びせ、10得点。閉じかかったV3への道をつないだ。4月から指揮を執る衣川隆夫監督(46)は「4年生が頑張ってつないでくれた。そのひと言です」と最上級生の意地に目を細めた。
7回裏。3つの四球と失策絡みで、わずか1安打で5点を失った。中盤までに奪った3点のリードが消える。5回までに3安打2打点とけん引した4番土橋広夢捕手(4年)は「一番やってはいけないことをやってしまった…」。“最悪”の形で逆転を許したが、土俵際で踏ん張った。
直後の8回表、8番吉川京祐内野手(4年)が1死から右中間を破る三塁打。9番池上昂希内野手(4年)も左前適時打で続き、1点を返した。さらに満塁とプレッシャーをかけると、内野ゴロと相手の2点適時失策で3点を追加し7-5。再逆転に成功した。
吉川は「とにかく塁に出ないと始まらない。どんな形でも出塁することを考えた。死に物狂いだった」と一息。再び主導権を握り返したチームは9回にも3点を奪い、試合を決めた。
優勝決定POは中2日の13日に行われる。土橋は「勝つことに貪欲(どんよく)に。泥くさくてもいいから点を取って勝ちたい。チームの力を100%出せるように、もう1度準備をしたい」と語り、表情を引き締め直した。【前田和哉】



