ヤクルトの連勝が3で止まった。広島・呉市出身で大卒3年目の石原勇輝投手(24)が地元広島でプロ初先発し、3回1失点で降板した。

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石原の地元での「母の日」のプロ初先発を母美鈴さん(53)はスタンドから応援した。「初めてのことだから1回しかない。それを広島でさせてもらえるというのは本当に感謝しかないです」。1軍の試合で投球する姿を見るのは初めてだった。かつてよく一緒に観戦に来ていた球場での息子の晴れ舞台。試合前から、「感慨深いですよね。本当にまだ信じられないです」と感激していた。

小さいころから野球ざんまい。本格的に野球を始めたのは小学1年生のころだが、母は「お兄ちゃんたちが(野球を)習っていたから、幼稚園のときからついてきてやっていました」と明かした。欠かさず練習し遊びも野球。「野球のために生まれてきたのかなというぐらい野球が好きでした」と笑顔で振り返った。

高校、大学は寮生活。「帰ってくる度に体も大きくなっていました」。見た目でも生活面でも成長を感じさせた。石原が帰省するたびに母が作る料理もある。「家の味が食べたいと言われます。たらこスパゲッティを必ず作ってくれと。子どものころから好きでした。あとは卵焼き」。実家では母の味をたのしんだ。

この日は美鈴さんに加え父芳男さん(53)ら家族、親族だけで約20人も応援。友人、知人もかけつけた。石原は試合後に「いろいろな方に支えてきてもらった。その方たちの前で先発で投げることができたのはすごくうれしい。勝ちたかったけどふがいないピッチングだったので…。勝ちたかった」。次は勝利を呼び込みさらなる親孝行をする。【塚本光】

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