米大リーグのメッツを退団した高橋建投手(40)の広島復帰が21日、決まった。同投手が大リーグでのプレーを断念したことに伴い、ルイスの退団で投手陣の強化に動いていた古巣の広島が、左腕の獲得に動いていた。22日に広島市内で入団記者会見が行われる。

 高橋は神奈川・横浜高から拓大、トヨタ自動車を経て1995年にドラフト4位で広島に入団し、2008年までに通算66勝87敗5セーブを挙げた。昨年オフにフリーエージェント(FA)宣言して大リーグに挑戦を表明。2月にブルージェイズとマイナー契約し、その後メッツで日本選手最年長となる40歳で大リーグにデビューした。

 今季はメッツで28試合に登板して0勝1敗、防御率は2・96だった。広島は先発だけでなく中継ぎとしても期待しており、球団首脳は「戻ってくれてありがたい。どういう形でも勝ちに貢献してほしい」と話した。

 [2009年12月21日18時58分]ソーシャルブックマーク