<ヤクルト13-12横浜>◇3日◇神宮

 ヤクルトが劇的な逆転サヨナラアーチで連勝を決め、首位をキープした。11-12で迎えた9回2死三塁、代打で川本良平捕手(27)が登場。横浜山口に対し、カウント2-1から高めの速球を振り抜くと、打球は一直線で左翼席に吸い込まれる逆転サヨナラ2ランとなった。両軍合計38安打が飛び出す乱打戦に終止符を打ち、お立ち台に上がった川本は「(サヨナラアーチは)初めてなので気持ちいいっすね!

 これからもこの調子を続けて、何回もここに上がれるように頑張ります」と興奮気味に話した。高田監督からも「興奮するね!

 川本は期待通り!」とたたえられた。代打逆転サヨナラアーチは、1970年6月3日の広島戦(東京スタジアム)で加藤俊夫が外木場から放って以来、球団史上40年ぶりの快挙となった。

 [2010年4月3日20時22分]ソーシャルブックマーク