<DeNA1-7広島>◇15日◇横浜

 DeNA国吉佑樹投手(20)が5敗目を喫した。1回、梵に150キロ直球をバックスクリーンにたたき込まれるソロ本塁打を浴び、先制点を献上。打者有利の強い追い風が吹く中、高めに浮いた球をとらえられ、7回までに自己ワーストの7点を失った。「今日はいつもより風が強く打球が伸びるのは分かっていたんですが、高めにボールが浮いてしまいました。ズルズルと点を取られて攻撃のリズムを作れず申し訳ありません」と、肩を落とした。

 それでも球威ある直球と、キレのあるスライダー、フォークで自己最多となる9奪三振をマーク。中畑清監督(58)も逃げずに勝負した姿勢を評価し、「ローテを任せていいかなという手応えはありました」と先発ローテーション入りを明言。後半戦での巻き返しに期待を込めた。