<広島1-0DeNA>◇17日◇マツダスタジアム

 DeNAのルーキー、井納翔一投手(26)が初回のミスを猛省した。1死一、二塁から4番エルドレッドへの初球がワンバウンド。スタートを切った一塁走者丸が一、二塁間で挟まれる形となったが、ここで一塁ベースカバーに入らず挟殺失敗。二塁走者の三進を許し、一、三塁とすると、犠飛で先制点を許した。

 「(二塁走者の)安部が走ったのを見て、自分で決めつけて三塁方向へ行ってしまった。挟んでいる場所へ行かないといけなかった」と反省した。

 それでも失点はこの回のみで追加点は許さず。低めに集める丁寧な投球で、6回を1失点にまとめた。打線の援護なく3敗目を喫したが、友利投手コーチは「(初回のミスは)ワンプレーの大切さを知ったと思う。2度目は許されない。投球内容はレベルアップしている」と、さらなる成長に期待を込めた。