広島出身のアーティスト吉川晃司(47)が、始球式を行った。今回が6度目となるピースナイターで、原爆投下の日にちなみ「8・6」のユニホームを身にまとい登場。高校時代に水球で国体の出場経験を持つ強肩を生かし、111キロの直球を外角に投げ込みスタンドを沸かせた。

 「今日は1球入魂で、平和を祈願して投げました。スポーツやエンターテインメントだからこそできることがある。それを、模索中だし、広島出身としてやれることをやっていきたい」と話した。5回裏終了時に、「イマジン」の和訳バージョンを独唱し、核兵器廃絶を訴えた。