阪神OBの掛布雅之氏(58=野球評論家)が15日、大阪市内のホテルで阪神南球団社長と交渉に臨み、打撃アドバイザーへの就任要請を受諾した。

 今秋、来春のキャンプで臨時コーチを務め、肩書きは未定だが、以降もシーズンを通し、2軍中心に打撃の指導を行う。

 チームは今季も打線が振るわず、若手の伸び悩みも深刻だ。「可能性がある選手はいる。その中で1人でも1軍で活躍する選手が出てくれば。手助けができれば」と抱負を語った。

 現役時代、通算349本塁打を放ち、ファンから絶大な人気を誇った「ミスタータイガース」に再生を託す。