<SMBC日本シリーズ2014:ソフトバンク1-0阪神>◇第5戦◇30日◇ヤフオクドーム

 最後は守備妨害という珍しい形での幕切れとなった。

 阪神が0-1の9回に1死満塁とし、西岡剛内野手(30)が一塁手へのゴロ。一-捕-一の併殺を狙った細川亨捕手(34)からの送球を一塁の明石がそらし、同点の走者が生還したかと思われたが、西岡がファウルラインの内側を走って送球を邪魔したとみなされアウトになった。

 ソフトバンクのナインが歓喜する中、阪神の和田監督が抗議したが、判定は覆らなかった。白井球審は「両足とも内側を走っていた。明らかに守備を邪魔しようとしていた」と説明した。

 ◆野球規則6・05(k)

 一塁に対する守備が行われているとき、本塁一塁間の後半を走るに際して、打者がスリーフットラインの外側(向かって右側)またはファウルラインの内側(向かって左側)を走って、一塁への送球を捕らえようとする野手の動作を妨げたと審判が認めた場合、打者はアウトになる。