広島の福井優也投手(27)が11日、紅白戦で好投した。菊池や田中らが並ぶ紅組に対し、1つの三振を奪うなど打者6人を完璧に抑えた。

 この日、最速145キロを計測するなど、本来の球の切れを見せた。「球速でローテーションに入れるならスピードを求めるけど、そうじゃない。波が多いと言われるので、続けて結果を残せたことは良かった」。フリー打撃、シート打撃に続く好投に納得した表情を浮かべた。

 首脳陣からの評価も上々だ。緒方体制の初陣となる21日、巨人とのオープン戦の先発投手に急浮上した。