<関西学生:立命大3-3近大>◇第2週1日目◇12日◇大津市・皇子山球場

 部員の不祥事で昨秋リーグ戦を辞退し、2季ぶりに復帰した近大が、立命大と初戦を戦い、延長15回規定により引き分けた。

 3月31日に東大阪大柏原監督を退任し、4月1日付で就任した田中秀昌監督(57)のもとで再スタート。3点を追う8回に代打・内野聡内野手(4年=天理)の適時打などで追いつき、延長戦に入った。11回1死満塁、12回2死満塁と何度もサヨナラの絶好機を迎えたが、スクイズ失敗などで得点につながらず。

 峰下智弘主将(4年=佐賀学園)は「負けなくてよかったという気持ち、勝てたのにという悔しい気持ちの半分半分です。多くの方に支えられてリーグ戦に復帰できた。この感謝の気持ちを忘れずに戦っていきたい」とくちびるを引き締めた。