オフに左ひじ手術を受け2軍調整中のソフトバンク和田毅投手(27)が4月10日オリックス戦(福岡ヤフードーム)で今季初先発することが27日、有力となった。和田は29日ウエスタン中日戦(雁の巣)に先発。2軍でのラスト登板となる見込みで、その後の1軍合流について王監督がこの日「投げた結果、翌日の状態を見て」と前置きした上で「入ってくるなら甲藤のところになるだろう」と復帰構想を明かした。

 26日に先発した先発ローテーション6番目の甲藤は、次回、4月3日の日本ハム戦(福岡ヤフードーム)に登板する予定。ただ王監督は「(29日に)投げてもすぐにとはいかないでしょう」とし、中4日での和田起用には否定的。杉本投手コーチも「1軍で中継ぎ?

 試合展開にもよるが選択肢の1つとしてある」と話しており、調整登板を挟んで、次々回の“甲藤枠”である10日オリックス戦で和田をもってくるもようだ。

 この日の和田は29日に備えて、雁の巣球場のブルペンで64球を投げ込んだ。スライダーの感覚が納得できず「少し多めになりました」。5回2安打無失点、73球を投げた22日ウエスタン阪神戦から中6日で臨む今回は「100球、6、7回を投げられたら試合をつくれると思う」と表情を引き締めた。「まだ何も言われていませんが、若い人が完投しているし負けられません」。テレビで見た大場、大隣の力投にも刺激を受け、復帰舞台をにらんだ。

 入団から5年連続2ケタ勝利を数え、エース斉藤に次ぐ通算62勝を誇る左腕。その復活がいよいよ2週間後に迫ってきた。【押谷謙爾】