出遅れフォードが打つで!

 阪神岡田彰布監督(50)が開幕から無安打のルー・フォード外野手(31)の快音を予言した。広島との3連戦に備えて3月31日、広島市民球場でナイター練習を行った。金本や新井ら好調の打線で、新外国人だけがカヤの外。それでも指揮官は切り捨てない。「そら、焦っとるやろ。でも次は1本出るよ」。スタメン起用継続を明言し、トンネル脱出を予告した。

 過去に大敗の翌日の打線爆発を予言したり、岡田監督のそれは的中率が高い。もちろん願望も込められているが、広島への逆襲の起爆剤に期待している面もある。昨年は9勝14敗1分けと負け越した相手。フォードは3月5日、広島とのオープン戦で来日初アーチを記録し、相性は悪くない。

 好調の金本、新井へのマークが厳しくなるのは当然。7番が初の快音を響かせば、チームはさらに勢いに乗る。「特打なんかしたら、調子が悪いことを自分から言っているようなもの。そのうち打つんやから」。指揮官は「特打禁止令」を出し、調子が上がってくるのをじっと待つ考えだ。

 ライバルの巨人はまさかの開幕3連敗を喫した。「そんなん知らんよ。他のチームをどうこう言えん。まだ(試合は)3つやないか」。自軍は3連勝を飾ったが、まだまだシーズンは始まったばかりで浮かれるはずもない。しかも相手は要注意の広島。フォード爆発が的中すれば、大技小技を自在に使う新打線の完成図ができ上がる。【田口真一郎】