<横浜5-6ソフトバンク>◇29日◇北九州
ソフトバンクが2試合連続の3発攻勢で交流戦通算本塁打を「12」に伸ばし、12球団トップに躍り出た。
リーグ戦で1試合平均0・67本だったアーチは、交流戦で同1・5本と急増。さすがに投手陣の2戦連発には秋山総合コーチも「意表を突かれたねぇ」とおどけるしかないが、28日の松中に負けじと、松田は5号2ラン、小久保も11号ソロと、長距離砲の主役クラスがしっかりと働いた。
この日王監督はトス打撃中の松田をつかまえ、地面に三角形を描き、頭がぶれない打ち方の重要さを説き、新井打撃コーチは整備用のトンボをバット代わりに振らせた。「上半身だけで打ちがちだから、下半身の使い方を意識させた」と同コーチ。3回に小林の直球を左中間へ運び去った松田は「言われたことは意識してます。今日は狙い通りの球が来ました」と特別レッスンに応えてみせた。
小久保は5回に左翼場外への特大弾。「会心やった。よう飛んだよ。後輩は打っておかんと」。14年前にプロ初本塁打を放ったアーチストの出発点とも言える球場で、星林高の後輩、吉見から放った。結果的にこのアーチが決勝点となり「どっちが勝ったかよう分からん試合だった。でも1点差をものにできてよかった」と胸をなでた。
2戦連続3本塁打以上は05年9月22日(3本)、23日(4本)以来、979日ぶりのこと。開幕からアーチ不足だった打線に復調の兆しが表れた。【押谷謙爾】




