<ロッテ7-1横浜>◇5月31日◇千葉マリン
ロッテのエース小林宏が長いトンネルを抜け出した。3月28日のオリックス戦以来約2カ月ぶりとなる2勝目をマーク。「チームに迷惑ばかりかけてきたのでホッとしました」と、甘いマスクに久しぶりの笑みが浮かんだ。
雨をものともせず、初回から飛ばした。最速146キロの直球とスライダーで緩急をつけ、横浜相手に8回を6安打7K1失点。初回は大西、内川をキレのあるスライダーで空振り三振に仕留めると、5回にはビグビー、大西を外角直球で見逃し三振。テンポよくアウトを重ねた。
「小林宏ー里崎」バッテリーの呼吸もピッタリだった。これまで小林宏は「決め球がなかなか見つからない」と、自ら敗因分析していた。この日、開幕戦以来2度目のバッテリーを組んだ里崎は「スライダーが良かったから、それを主体に配球した」と、すぐに決め球を見抜いて安心感を与えた。小林宏は「今まで投げれば打たれてばかりで悩んだりもしたけど、今日は投げやすかった」と、頼もしい女房役に感謝した。
これで交流戦通算12勝目で、久保(ロッテ)川上(中日)に並んで首位に立った。だが「交流戦でたくさん投げてるからじゃないですか」とかわした。それよりも今季、初の開幕投手を務めながら2勝6敗のふがいない成績に責任を感じている。「まずは借金4を取り返したい」と力を込めた。エースの復調がチーム浮上の原動力になる。【鳥谷越直子】



