<阪神4-1オリックス>◇9日◇甲子園

 40歳トリオが流した汗をJFKが無駄にするはずがなかった。5戦連続の登板となった藤川が最終回を3者連続の空振り三振で締めくくった。「(連投が続くが)そうは言っても、ふらついていられない」。守護神のプライドで、「疲労」の2文字を消し去った。

 JFKのそろい踏みはこれで10連勝となったが、単なる記録継続ではなかった。ウィリアムスがリベンジに燃えていた。「今度投げるときは絶対にやり返すよ」。5月20日の同じカードでまさかの逆転負けを許した。来日以来、最大級の屈辱を感じ、この日の登板を待っていた。8回表1死一、二塁で、久保田からバトンをもらった。「自分としては(回の)途中から投げた方が燃える」。主砲ローズの投ゴロを二塁へ悪送球し、満塁にピンチを広げたが、動揺するどころかアドレナリンが出まくった。北川から空振り三振を奪い、浜中に対しては赤星の好守もあり、無失点で切り抜けた。「僕の中では赤星が今日のヒーローだ」。味方の支えもあり、リベンジ成功。感謝の気持ちを忘れなかった。

 久保田も上り調子で、JFKにもはや死角はなくなった。