ソフトバンクが流動的ローテーションで交流戦残り8試合を乗り切る。杉本投手コーチが10日、1軍復帰後3試合で不振の続く新垣渚投手(28)について「今のままでは結果を残すのは難しい。スライダーを投げられないことに問題がある」と発言し、有力視されてきた15日横浜戦(福岡ヤフードーム)の先発は微妙になってきた。

 交流戦の残り試合は現在より1人減らし、4投手で先発ローテをまかなえることから、11日の中日戦(同)に先発予定のガトームソンの結果次第で、新垣の先発機会が消える可能性がある。杉本コーチは「今のままでダメなのは事実。2軍再調整?

 それも選択肢の1つにある」と話しており、不振脱出のため調整期間を設けるプランもある。10日時点で出場選手登録抹消はされていない。

 8日広島戦に先発した新垣は2暴投と2ランで3失点し、今季自身最短3回2/3で降板。スライダーを封印する新スタイルの確立に苦しんでいる。この日、オフ返上で体を動かした右腕は「そんなに投げていないし、当然ですよ」。今季6試合に先発し、未勝利なだけに背水を覚悟している。

 新垣の先発が消えた場合は、和田が中5日で15日横浜戦に回る可能性が高い。9日広島戦は今季最短の4回で降板した。ただ球数は89球。2試合続けての中5日登板は大きな支障にならないとみられる。

 11日からは敵地で連敗した中日をホームに迎えて2連戦。王監督は「この前は名古屋でやられたし、お返ししないと。うちはとにかく総力戦だから」と語った。完全固定できない先発ローテはまさに厳しい台所事情を物語るが、7・5ゲーム差となった西武の背中をこれ以上小さくするわけにいかない。【押谷謙爾】