ロッテ塀内久雄内野手(27)が7日、また災難に見舞われた。千葉マリンで秋季練習中にアクシデントに襲われた。外野でキャッチボール中に、フリー打撃の打球が右側頭部を直撃した。その場に倒れ込むとタンカで運び出され、そのまま救急車で千葉市内の病院へ運ばれた。検査の結果、脳には異常なく右側頭骨骨折と診断された。全治は未定だが、安静のため1週間入院するという。

 同内野手は8月12日のオリックス17回戦(京セラドーム大阪)でも、走塁中に折れたバットが頭部を直撃するアクシデントで途中交代している。6回2死二、三塁の場面で三塁走者だった塀内が、サブローの左中間を破る二塁打で生還しようとしたところ、その折れたバットが右側頭部を直撃し頭を抱えながらホームイン。その時は脳に異常なく打撲による裂傷だった。年間2度の頭部のケガに、バレンタイン監督は「練習中のケガで残念だ。無事を祈っている」と心配していた。