阪神からFA宣言した野口寿浩捕手(37)の横浜入りが20日、確実となった。この日、横浜市内のホテルで約40分の交渉。阪神が提示している単年7000万円を上回る条件を提示したとみられ、野口は「ぜひ来てくださいという話をいただき、本当にありがたい。選手冥利(みょうり)に尽きる。いい形になればいいですね」と笑顔で話し、移籍に前向きな姿勢を示した。横浜村上チーム運営部門統括も「若い投手の再生をお願いしたい。若い捕手の見本にもなる。手応え?

 来ていただけると信じている」と好感触をつかんだ様子だ。会見後、両者はそろって中華街に消え、早くも蜜月ムードを漂わせた。次回交渉日は未定だが、一気に移籍合意となりそうだ。