日本ハム梨田昌孝監督(55)が25日、今季から外野手の「複数ポジション制」を検討する方針を明かした。稲葉の右翼を4年間、森本の中堅を2年間固定してきたが、シャッフルを視野に入れた。昨季の故障の不安がある稲葉、森本の左翼での起用をキャンプ中にテストする方針を打ち出した。「稲葉は左翼も、森本も中堅と左翼もやらせてみたい」と明言。新陳代謝を図り、強固な外野陣の底上げを目指す。

 外野の勢力図が大きく変わる可能性が出てきた。稲葉が昨季、腰を含めた下半身の故障に苦悩した。札幌ドームは三塁側ベンチで、右翼の守備位置に就くまでの距離は9選手の中で最長。「札幌ドームは広いから負担は結構なもの」と細心の注意も払った上でコンバート案が浮上した。森本も昨季は故障に悩まされ、離脱期間の代替選手の起用に難航した。

 若手成長株の糸井、紺田ら身体能力の高い選手を、左翼よりも守備能力も問われる中堅、右翼を任せる考えも頭にある。ヒルマン前監督から踏襲された鉄壁の外野陣の「大解体」も構想の1つとし、巻き返しの1年に臨む。【高山通史】

 [2009年1月26日10時47分

 紙面から]ソーシャルブックマーク