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中日鈴木ともに自主トレの城島と“決別”

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ブルペンで投球練習を行う鈴木義広(撮影・清水貴仁)
ブルペンで投球練習を行う鈴木義広(撮影・清水貴仁)

 ジョーさん、覚悟-。中日鈴木義広投手(26)が「城島キラー」に名乗りを上げた。06年のオフから3年連続で城島健司捕手(33)が率いる長崎・佐世保自主トレに参加していたが、同一リーグのライバル阪神に移籍が決まった今オフは“決別”することを決めた。今季は打者・城島を知り尽くす右腕として刺客になる。

 10月、日本に帰ってきた城島が阪神入りを決めた時、鈴木は“決別”を覚悟した。「今年は佐世保には行きません。同一リーグですから。自分でやります」。城島がソフトバンクからマリナーズへの移籍を決めた06年1月、高校時代の恩師を通じて佐世保自主トレに参加させてもらった。以後、毎年オフにはともに汗を流すことが恒例となった。それでもライバル球団の主力となれば話は別だ。勝負の世界に生きるプロらしく、独り立ちを決めた。

 城島との自主トレは一緒にトレーニングするだけでなく野球談議も貴重だった。特に打者としての考え方を聞いたことでピッチングに参考になることも多かったという。「打者としての考え方をよく聞かせてもらいました。例えばジョーさんは内角球にわざとつまる。そういう話を聞くと、投手として投げにくいなと思うんですよね」。つまり打者・城島の頭脳までも知っている男なのだ。

 今季は昨年痛めた右ひじの影響もあって1軍登板は6試合にとどまった。ただ後半戦は肩の調子も上がったためCSでは登板することができた。ナゴヤ球場で行われている秋季練習でも連日、ブルペンで投球練習を行っている。首脳陣が鈴木に期待するのは右のセットアッパー。必然的にライバル阪神の主軸となる城島と対戦する確率は高くなる。「城島封じ」は鈴木にとって生活の糧なのだ。

 「来年は当然、やらなければいけない。自信もあります。ジョーさんを抑えるのが僕の仕事になるでしょうから」。抑えることが恩返し。日本球界に戻ってきたスラッガーの前に刺客として立ちはだかる。【鈴木忠平】

 [2009年11月9日11時4分 紙面から]


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