ロッテ今江敏晃内野手(26)が小児がん撲滅へひと役買うことを明かした。25日、千葉マリンで県内の児童養護施設5カ所の児童50人を招待し、野球教室を開催。「ファンの方に支えてもらって僕がある。社会へ恩返ししたいと思っているので、来年は小児がん撲滅へ1打点につき1万円を寄付します」と話した。

 昨年はシーズン中に千葉大医学部小児病棟を訪問し、病気と闘っている子供たちを勇気づけた。そんな中、今年2月に最愛の母寿美子さん(享年50)をがんで亡くす悲報にも直面した。「僕の場合は母をがんで亡くしていますから。子供を持つ親としても何か貢献できないかと思った」と深い思いを口にした。今季は打率2割4分7厘、打点60に終わったが、「来年は1打点でも多く稼いで、たくさん寄付したい」と、子供たちの笑顔を励みに奮起を約束した。【鳥谷越直子】

 [2009年12月26日9時28分

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