<楽天5-4横浜>◇7日◇長崎

 横浜村田修一内野手(29)がv、オープン戦出場4試合目にして適時打を放った。1点を追う3回、2死一、二塁から楽天田中のフォークをフルスイング。三塁後方に上がった打球は左翼線にポトリと落ちた。「あそこはタイムリー狙い。どんどん真っすぐがきていたし、そろそろ変化球じゃないかと思っていた。気持ちで勝ったかな」。会心の当たりではなかったが、主砲の意地が伝わる逆転の2点適時打。「早い段階でレフトの守備位置が見えた」と好走塁で一気に二塁を奪い、このオフに体重を90キロまで減量した効果もアピールした。

 スタメン出場4試合目。2打席程度での交代がほとんどだったとはいえ、前日までは内野安打1本と沈黙していた。うっぷんを晴らす猛打賞に「いつもスロー気味に開幕に入るけど、(今年は)開幕にトップギアに入れていかないと」と今季への意気込みが伝わってきた。

 [2010年3月8日9時18分

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