<ヤクルト5-6ソフトバンク>◇16日◇神宮

 ソフトバンクの勝利の方程式「SBM」が変則リレーで延長11回の接戦を勝利で締めくくった。8回無死走者なしで杉内俊哉投手(29)から摂津正投手(27)へリレー。8回を無安打で抑えると、9回は馬原孝浩投手(28)が登板した。9、10回と1安打ずつ許しながらも無失点に抑えると、最後はブライアン・ファルケンボーグ投手(32)が3人で締めた。この日は馬原は今季初勝利を挙げ、ファルケンボーグは今季初セーブがついた。「2イニング投げられるのは馬原だからね」と秋山監督は変則リレーの理由を説明した。

 最後を締めくくったファルケンボーグは「いつでもいける準備をしていたよ」と戸惑いはなかった。1点リードでの登板で気合みなぎる投球を見せ、直球は自己最速の158キロを計測。「いつもより気合が入っていたね。スピードにはこだわりはないよ」とファルケンボーグ。SBMリレーがこれからもチームを勝利に導く。

 [2010年5月17日11時29分

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