<広島0-4中日>◇16日◇マツダスタジアム

 中日山井大介投手(32)が広島打線を5安打に抑え、6年ぶり2度目の完封で4勝目を挙げた。終盤まで無失点投球を続けたのは、8回までを完全に抑えた日本ハムとの07年日本シリーズ以来3年ぶり。チームが今季1勝5敗と苦手にしていたマツダスタジアムで得意のコイ料理を披露し、通算対戦成績を7勝2敗とした。

 04年9月12日の広島戦以来、実に2133日ぶりの完封。「04年の時も広島だった。相性がいいのかな?

 きょうはいいリズムで投げられた」と笑顔。07年の日本シリーズではマメがつぶれて岩瀬の救援を仰いだが、この日は9回もマウンドに向かい「森さん(ヘッドコーチ)に完封してこいと言われ、1人1人アウトを取ろうと思った」と、成長した姿を見せつけた。

 02年の入団以来、肩、ひじと、毎年ケガに泣かされてきた。今年は5年ぶりに開幕1軍の座を勝ち取り、3年ぶりに白星を挙げたが、3試合で2軍に降格。「オレは何度同じことをしているんだろう…」。体に負担なく、シーズンを通して安定した球が投げられるよう、決め球であるスライダーの握りも変えた。日本シリーズでの快投も呼んだボールとの別れにも「もう、あれは前の話だから」と、迷いはなかった。

 落合監督も「今日は山井。投げっぷりといいバランスといい100点満点。この前の巨人戦よりもよかった。何人でも勝てるピッチャーはいる」と絶賛した。吉見、チェンに続き、勝ちを計算できる投手として、山井が堂々と名乗りを上げた。【福岡吉央】

 [2010年7月17日7時43分

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