<ヤクルト3-1阪神>◇16日◇神宮

 ヤクルトが逆境をものともせず、今季初の6連勝を飾った。2回までに、藤本敦士内野手(32)が遊撃のポジションではリーグワースト記録にあと1個に迫る1試合3失策を記録。いずれも失点にはつながらなかったが、試合開始早々、嫌なムードが立ち込めた。だが、今のヤクルトはそんな悪い流れもはね返してしまう。

 小川監督代行は「エラーはつきものだけど、あのまま出てても彼本来のプレーができない」と、藤本を3回の守備から交代。すると、代わって出場した鬼崎裕司内野手(27)が4回1死一塁で一塁走者の阪神浅井に足をかけられながら一塁に送球して併殺を完成させるなど、好守を連発。粘りの投球を見せていた石川も尻上がりに調子を上げ、6回2死一、二塁から相川の右翼線への決勝三塁打を呼び込んだ。小川代行は「ミスが出たのに、それを切り抜けて勝った。大きな1日だった」と振り返った。

 チームは最大19もあった借金を徐々に返済し、ついに1ケタの9。今季17試合目にして初の連勝となった石川は「うちは波に乗ると強い。連勝は簡単にできるものじゃないし、チームに力がついてきた証拠」と生き生きとした表情で話した。ツバメの勢いが止まらない。【由本裕貴】

 [2010年7月17日11時50分

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