阪神新井貴浩内野手(33)が「Gキラー」として逆転優勝をけん引する。27日横浜戦(甲子園)での後半戦スタートを前にした26日、甲子園で練習。フリー打撃では金本と並んで快音を響かせた。4番が濃厚な新井は「最後に1番上にいられればいい」と決意表明。0・5ゲーム差の首位巨人には打率3割9分2厘とめっぽう強い。阪神移籍3年目のスラッガーは後半戦で勝利だけを追求する。
照りつける太陽の下で、新井が豪快スイングを連発した。金本と並んだフリー打撃。甲子園の空に次々と白球を打った。巨人と0・5ゲーム差で迎える後半戦。4番スタートが濃厚なスラッガーが決意表明した。
新井
これからは内容よりも、どんな形でも勝つことが大事。最後に1番上にいられればいい。
逆転優勝宣言だ。最後の修羅場に向かって、シーズンが過熱していく残り59試合。理想的な勝ち方や盤石の試合運びは必要ない。首位、つまり巨人を抜き去る。白星をつかみ取る-。そのために自分の仕事は十分に心得ている。
リーグを制するために、必要不可欠な存在だ。前半戦は打率2割8分7厘。ただ巨人戦に限れば、打率3割9分2厘をマーク。セ・リーグで最高の相性を誇り、前半戦8勝5敗の勝ち越しに貢献した。リーグ3連覇中の王者巨人を打ち砕くのは、新井のバットだ。
昨季の前半戦は極度の打撃不振に陥った。前半戦で打率2割1分6厘。後半戦に盛り返して同2割6分でフィニッシュしたが、物足りない数字だった。今オフは「大きな波を作ってはいけない」が口癖だった。
今年は打率2割8分台で安定。4月18日横浜戦から金本の代役で4番に座るが、大きな不調は作っていない。甲子園でのゲームでは若手にともに早出特打を繰り返し、打撃フォームをチェック。球宴期間中の前日25日も室内練習場を早出でランニングを行っている。
阪神での過去2年は優勝を逃した。今年の元日には「優勝と日本一。それしかない」と2度のビールかけを誓った。7月は月間打率3割2分8厘と好調をキープして「(打撃の)状態はいいです」と新井。宿命のライバルをけ落として逆転優勝へ。新井は勝利だけを追求する。
[2010年7月27日11時58分
紙面から]ソーシャルブックマーク



