逆転Vへ自信あり-。中日落合博満監督(56)が26日、名古屋市内で「オーナー報告」を行い、白井文吾オーナー(82=中日新聞社会長)に優勝への手ごたえを語った。首位と3ゲーム差の3位につける指揮官は、後半戦のカギを7週続く6連戦にあるとし、それを乗り切るだけの先発投手陣に自信を見せた。6連勝中のチームは27日から首位巨人との直接対決3連戦(長野、東京ドーム)に臨む。

 約1時間の会談で、落合監督は白井オーナーに逆転優勝への手ごたえを伝えた。報告を終え、すぐに巨人戦が行われる長野へ向かった指揮官に代わり、同オーナーが内容を説明した。

 「前半戦はずっと水面下に潜ったままだったが、最後の6連勝前後からチームのムードがよくなった。浮上の要因は選手が『これはいけるぞ』と思い始めたことだと言っていた」。

 リーグ優勝を宣言して迎えた今季は開幕から波に乗れず、3位で前半戦を終えた。白井オーナーが「なぜ勝てる試合を落としたのか」と質問すると、指揮官は「前半は故障者もあって動きが悪く、腹立たしい面もあった」と答えたという。荒木、井端、そして投手陣に故障者が相次ぎ、本来の野球ができなかったことを理由に挙げた。ただ、一方で具体的な根拠を挙げて、逆転優勝への確かな自信を示したという。

 「6連戦が7週続くからそれをどう乗り切るかだと言っていた。うちはローテーションが整ってきたと話していた。逆転優勝?

 監督が自信があると言っていたから大丈夫だろう」。

 白井オーナーによれば、指揮官は巨人、阪神、中日と3チームがひしめく首位争いのポイントに、後半戦開幕から7週連続する6連戦を挙げ、充実してきた自軍の先発陣ならハードな日程を乗り越えられると説明したという。

 投手陣は乗っている。球宴前に6連勝したが、その中で5試合連続完封の偉業を成し遂げた。吉見、チェンの2枚看板に加えて、山井、中田が完封で自信をつけた。さらにプロ初先発初勝利を挙げた2年目岩田ら若手も出現した。また、野手でも故障で離脱した井端の代わりに堂上直が二塁のポジションを埋め、ルーキー大島が新人王も狙えるほどの活躍を見せている。「守備でも若い選手が出てきて元気がみなぎっている。昨年の今ごろと比べると脂が乗っていると話していた」。白井オーナーはそう言って笑顔を見せた。

 2・5ゲーム差の2位でターンした昨季は逆に夏場で巨人に突き放された。逆転優勝の難しさは身に染みているが、落合監督はあえて自信を示した。優勝を信じるオーナーに応えるべく、勝負の後半戦へ向かう。【鈴木忠平】

 [2010年7月27日11時29分

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