<ヤクルト6-4巨人>◇16日◇神宮

 ヤクルトのエース石川雅規投手(30)が、意地を見せた。逆転CS進出を狙って対戦した巨人に前日まで2連敗。「3連敗したくないという意地はありました」との言葉通りに12勝目を挙げた。国鉄時代の金田正一の球団記録を、実に51年ぶりに塗り替える10連勝で勝ち取った白星だった。

 3回まで1人の走者も出さず、雨による中断も気にせず。7回までは2年ぶりの完封ペースだった。8回に味方の失策が絡んで4失点し、降板したが「スライダーをうまくリードしてくれて、ストライクとボールを投げ分けられた」と自責点は0。「完投はしたかった。エラー?

 あそこをカバーするのが投手。ボクの甘いところです」と謙虚に反省した。

 開幕6連敗から巻き返しての連勝記録樹立にも、「1人でできるものじゃない」とチームメートへの感謝も忘れなかった。この日は逆転CS進出を願う「メイクミルミルボード」が一塁側、右翼側の入場者全員に配布された。ボードを手にした石川も「CS出場?

 まだあきらめていません」と語気を強めた。投球も、発言も、エースの称号に恥じない内容だった。

 [2010年9月17日11時13分

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