横浜の対話路線をベテラン勢が後押しする。三浦大輔投手(37)と橋本将捕手(34)が18日、尾花高夫監督(53)が今季の課題とした選手とのコミュニケーション強化を歓迎した。「勝つためなら何でもやる」と声をそろえバックアップを約束した。

 生え抜きと移籍組という違いこそあれ、積み重ねてきた経験は大きい。「チームなんだから、選手同士でも話をすべき」(三浦)と、まずナイン間の意見交換を活発にし、球団や首脳陣への要望が出てくれば、積極的に橋渡し役を務めていく。

 橋本は昨季ロッテからFA加入。気付いた点があれば、積極的に意見をぶつけ合ってきた。「コミュニケーションは一方通行ではダメ。監督やフロントとももちろんそう」と、言うだけでなく、聞く耳の重要性を説いた。ともに不本意な成績に終わった昨季。この日はベイスターズ球場で巻き返しに向けてみっちりと汗を流した。目指すのは強い横浜を作ることだけだ。

 [2011年1月19日7時50分

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