東日本大震災で行方不明だった巨人星孝典捕手(28)の祖父星善太郎さん(83)と祖母みつさん(80)の死亡が確認されたことが22日、球団から発表された。善太郎さんは19日、みつさんは21日に、宮城・名取市内の自宅から約1キロ離れた場所で遺体が発見され、身元が判明した。川崎市内のジャイアンツ球場で2軍練習に参加した星は「残念ですが、また2人一緒になることができ、見つけていただいて良かったと思います」と話しつつ、28日には被災地に物資を届けに自家用車で向かうと明かした。

 実家は仙台空港の近くにある。「仙台空港上空からの映像です」との音声が流れて画面を見るたびに「何も残ってないな…」と感じたという。「自分の中の思い出にはきれいな地元しかないんです」。だが、うつむいてはいない。「本当に必要なものは何か」。地元の知人らの話をもとに、救援物資のリストを作成した。巨人ナインも協力を惜しまず、すでに段ボール箱10箱以上が集まった。「せっかく行くんだから、少しでも喜んでもらいたい」。

 両親は避難所にいる。「『早く帰って野球をしなさい』って言うと思うけど、行くからには力になってきたい」と、物資を届けるだけでなく手伝えることは何でもするつもりだ。「宮城県出身ということで、1つでも多く明るいニュースを届けて、明るい要素になれれば。そのために、何事もあきらめず頑張るつもりです」と、力強く言った。