ヤクルトの石川雅規投手(31)が、通算100勝を達成した。身長167センチ、体重69キロ。抜群の制球力と負けん気で勝利を積み重ねて10年目。身長160センチ台の投手としては史上2人目の100勝投手となった。
秋田商前監督・小野平氏(青学大シニアアドバイザー)
高校に入ってきた時、スピードは115キロしか出なかった。変化球はスローカーブだけ。30人いた新入生の中で、一番小さくて一番かわいかった。「ぼく」って呼んでましたよ。まさかエースになるなんて、誰も思わない。小さい体で、とにかくよく走ってた。当時は室内練習場がなくて、冬は投球練習ができない。60~70センチ積もる雪の中、長靴をはいて、走るというより、雪をかき分けて進む感じでしたね。
昔からピンチになると、抑えても「ゴメンゴメン」ってベンチに帰ってきた。ピンチをつくってゴメン、っていう意味なんですね。彼の一番の能力は人に好かれること。今では、高校を回ると指導者の方から、球児の手本になるっていう言葉を多くもらいます。体の小さな子供に、大きな希望を与える選手になった。それが私の一番の誇りです。




