<横浜2-1楽天>◇26日◇横浜

 完璧な1発だった。横浜村田修一内野手(30)が、公式戦初対決となる楽天田中から決勝の7号2ラン。0-0で迎えた6回2死一塁で、スライダーを豪快に振り抜き、バックスクリーン右にたたき込んだ。「完璧だったので久しぶりに余韻に浸らせてもらいました」と振り返った。

 打者村田の真骨頂だった。外角中心に攻められたが、4回の第2打席では、その外角146キロの直球を逆らわずに右前打。「外の真っすぐは右方向という意識。あそこでヒットが出たのが大きかった」と田中の速球に合わせるタイミングを確認。この1本が、「直球に合わせてたけど、甘い球がきたら積極的にいこうと思っていた」という積極性を生み、高めのスライダーに自然とバットを反応させた。

 高木打撃コーチは「若干ベースから離れて、内側を楽にしている。外はもともと打てる打者。内を突かれても苦にしない形になっていることが、精神的なゆとりにもつながっているのではないか」と分析。ロッテ成瀬、唐川、楽天田中と好投手から3発稼ぎ、交流戦通算単独トップの42本。「いい投手に当たれば当たるほど、集中してます」。値千金の主将の一振りが、チームを再び最下位から浮上させた。【佐竹実】