<阪神4-2巨人>◇24日◇甲子園

 自滅。巨人のこの日の敗北は、この言葉に尽きる。3回に2死から4連打で同点に追いつき、相手に傾きかけた流れを引き戻しかけた。2連勝中だっただけに、反撃ムードも高まった。

 だが、その直後に状況が一変した。2-2の4回2死一塁で、阪神の9番岩田が放った何でもない三塁線のゴロを、ラスティ・ライアル内野手(28)がトンネルした。チェンジを想像した巨人ファンの歓声はため息となり、直後のマートンの2点適時二塁打で悲鳴に変わった。ライアルは「ミスはミス。いろいろ言い訳はしたくない」と多くを語らなかった。だが、勝呂内野守備走塁コーチは「前に落としてほしかった。後逸しないのは内野手のプライド」と唇をかみしめた。

 先発東野も踏ん張れず、崩れた。1回にブラゼルの犠飛で先制されると、2回、4回にマートンに適時打を許した。4回の2点適時打は、捕手の構えよりも低くなった初球を痛打されただけに「少し低く入ってしまった。僕のミス」と自らを責めた。守備の乱れをカバーできずに4回4失点で今季最短KO。リーグ再開初戦を託した原監督は「なかなか先発ピッチャーがゲームをつくれなかったのはありますね。もう少し粘ってほしかった」と厳しい言葉を口にした。

 弾みをつけたかったリーグ再開初戦を落として、4位阪神とのゲーム差は0・5に縮まった。打線に光は差してきているだけに、このままズルズルいくわけにはいかない。【浜本卓也】