<横浜1-0中日>◇14日◇サーティーフォー
落合竜がまた0封負けで4連勝を逃した。横浜三浦に対して7回1死まで無安打。ノーヒットノーランがちらつき始めた直後、4番森野将彦内野手(33)が左前打を放って何とか不名誉な記録を免れた。それでもわずか3安打で今季17度目の完封負け。連勝は貧打とともに止まった。
「飽きた。もう、0点に飽きた。情けない…」
東海大相模高出身の森野は試合後、故郷とも言える相模原を後にする前、こう絞り出した。
7回には重苦しい雰囲気の中、三浦のシュートを左翼へはじき返した。チーム初安打を放って仲間を鼓舞した。だが、自身も2度の得点機に凡退した。悔しさだけが残った相模原への“凱旋(がいせん)”だった。
得点機はあった。荒木、大島の1、2番コンビが四球や相手失策などで5度も出塁した。だが、3番に戻したグスマンが大ブレーキだった。3打席とも走者がいる場面だったが、すべて凡フライで走者はくぎ付け。9回無死一塁の場面では代打を送られた。
「きょうは何も話すことはない」。進塁打すら打てない助っ人は厳しい表情。また不振が続く5番和田も直球に差し込まれ、2度の得点機で内野フライ。4打数無安打といいところなし。ヒットが出なくても着実に走者を進めて、効率的に1点を取る常勝軍団の姿はもうなかった。
落合博満監督(57)は0封負けについて、あきれたように言った。「わかりやすいじゃない。わかりやすいゲームだよ」。4連勝への挑戦は7度目だったが、またもはね返された。今季、12球団で白星を4個以上続けたことがないのは中日だけ。打線の力なくしては大型連勝は望めない。【鈴木忠平】



