<オリックス5-4楽天>◇15日◇ほっともっと神戸

 オリックスが今季7度目のサヨナラ勝ちで3位を奪還した。延長10回2死二塁。オリックス赤田将吾外野手(31)が小山から楽天戦今季3本目となるサヨナラ打を右翼線に運んだ。「またいいところで回ってきておいしいなと」。ベンチにあったドリンクを浴びた赤田の胸には茶色い染みが浮かんだ。「聞くところによると、スンさん(李承■)がコーラをかけたそうです」。額から流れる“甘い汗”をうれしそうになめた。

 途中出場から巡ってきたチャンスでコースを予測し、内寄り直球を仕留めた。「小山さんにはインコースばっかりでやられているので、内は来ると思った」。楽天と直接対決は残り3試合ながらこの勝負強さは頼もしい。CS攻防戦に2度のサヨナラ勝ちで2勝1敗。今カード2度目の球団ワースト記録更新となる観衆7449人が貴重な目撃者だった。

 歓喜の渦とは一転、ベンチ裏には岡田監督の鬼の形相があった。「一緒よ、毎日同じこと言うてるだけよ。おれ初めて見たよ。2人連続で2ストライクノーボールから打たれたん。野球やってて初めて見た。治らんよ。それだけやん」。先発の寺原が2回1死から中村、ガルシアに連打された場面を指摘した。ここからの3失点で延長にもつれただけに、勝ってかぶとの緒をきつく結んでいた。【押谷謙爾】※■は火ヘンに華