大黒柱がツバメに先制パンチを浴びせる。今日22日から本拠地で迎える首位ヤクルトとの4連戦。中日の先陣を切るのはリーグトップタイの14勝を挙げている吉見一起投手(27)だ。2戦目以降はネルソン、ソト、チェンとオレ竜が誇る先発4本柱がマウンドに上がる。
大一番を前に吉見は独特のオーラを放っていた。21日。横浜から名古屋に移動すると、ナゴヤドームでキャッチボールやダッシュメニューなどを消化。軽めの調整で練習を終えた。練習中には「集中したいんであまり撮らないでもらえますか」とカメラマンに注文するほど。普段、温厚な男がこの日ばかりはピリピリムードだった。
チームとしても負けられないが、それだけではない。現在、吉見は勝利数とともに防御率(1・61)でも1位。今日先発が予想されるヤクルト館山に投げ勝てば、勝率でもトップに立つ可能性がある。さらに自身2度目の7連勝もかかっている。今季は5月5日(神宮)に館山に土をつけており、期待は高まる。
「ここまで来たら調子は関係ない。チームが勝つように投げるだけです」
前回登板した9月15日阪神戦後。吉見は自分に言い聞かせるようにそう話した。首位ヤクルトとは4・5ゲーム差。簡単ではないが、4連勝すれば0・5ゲーム差まで肉薄する。シーズンの行方を左右しかねない4連戦。チームが誇る先発4本柱を投入して、勝負をかける大事な第1ラウンド。背番号19がヤクルトからダウンを奪う。【桝井聡】



